ありゃ〜こりゃった

ある時は。・゚・(ノД`)・゚・。,そしてある時はε=ヾ( ´Д`)ノ゙ ゚ ゚

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再会〜花咲き乱れる頃に〜

その他 2006/0816 Wed 07:26:05
「あぁ、ごめん、ちょっと人に渡さなきゃいけないものあるから寄り道していい?」

いつもの5人組で帰路につこうとしたところ、その中の一人が言いました。

「構わないよ。」
誰も反対する事無く、みんなでその『寄り道』に付き合いました。

そこにいたのは一人の女の子でした。
その女の子は肩まである黒い髪に、くっきりとした顔立ちで
所謂可愛い子でした。
が、明るいというよりは何か心が傷ついるような雰囲気でした。

「はい。これと…あとこれね。」
彼はその女の子に直前にあった授業のノートとその時に配布されたプリントを渡しました。

女の子は「うん…ありがとう。」とだけ言ってそれらを持っていたバッグにしまいました。

彼女が彼の周りにいるありゃりゃたちを不思議そうに眺めていると、
彼は紹介しはじめました。

「あ、こちら由衣ちゃん。で、ありゃりゃ君で…」

この時ありゃりゃは既に彼女に一目惚れしていました。

「それじゃあ…」
特に彼女はありゃりゃたちに興味を示す事無く――というよりも何か訳ありな感じで――別れを告げて行ってしまいました。

後に聞いた話ですが、どうやら彼氏と別れた直後だったようです。


彼女に惹かれたありゃりゃでしたが、その後、二度あった機会ではほとんど話すことができず、
そのまま年を越し、そのまま春を迎えてしまいました。


奇跡が起きたのは春の最初の授業の日でした。
僕の席は通路側の人に声を掛けて空けてもらわなければ座れないところでした。

「すいません…!?」

そこに座っていたのは紛れもなく由衣ちゃんでした。